ビデオポーカー(Jack or Better)のルール(解説動画あり)
ビデオポーカーとはスロットマシンのような機械で行うポーカーのことです。
ゲームセンターでメダルを買ってポーカーをやったことがありますか?
そうです。ビデオポーカーはゲームセンターのポーカーです。
なのですでにビデオポーカーを遊んだことがある方も多いと思います。ゲームセンターに行かない方でも、ビデオポーカーは日本で広まっているドローポーカーが基本になっていますので、比較的なじみやすいと思います。
5枚のカードが配られ、一度だけカードを交換できます。保持するカードをホールド(HOLD)して、ディール(DEAL)のボタンを押すとホールドしたカード以外が交代されます。その後にできたハンドが一定の役以上ならば(通常ジャックのワンペア)プレーヤーの勝利です。
ビデオポーカー動画解説
ビデオポーカーのメリット
ビデオポーカーはカジノ側の控除率が低く、カジノにあるゲームと比べてもプレーヤーが優位に戦えるゲームです。戦い方によっては期待値を+に持っていけるゲームでもあります。ビデオポーカーで飯を食っている人もいるとか。
またビデオポーカーは通常の対人ポーカーのようにストレスを感じることなく気軽にできることもメリットのひとつです。コインを落としてボタンを押せばいいだけなのでカジノ初心者にもおすすめできるゲームでしょう。
ビデオポーカーのオッズ
上はビデオポーカーの基本的なルールであるジャックオアベターの基本的な支払い表です。
ジャックのワンペア以上の役ができるとプレーヤーの勝利です。逆にいうと10のワンペアではプレーヤーは負けになりコインは没収されます。
また注目してほしいのがフルハウスとフラッシュのオッズです。ビデオポーカーではこのフルハウスとフラッシュのオッズが機械によって違います。上記の図ではフルハウス9倍、フラッシュ6倍なので9/6のマシンと呼ばれています。
9/6が最高で、その他8/5、6/5などがあります。当然オッズが高い9/6が一番有利で、6/5が一番不利なマシンになります。
ただし、プログレッシブジャックポットと言ってロイヤルフラッシュがでるまでプレーヤーのベットが蓄積されていくマシンもあり、このプログレッシブジャックポットの額が高い場合は倍率が低いからといって必ずしも不利になるわけではありません。
また一番上のロイヤルフラッシュの倍率を見てください。5コイン賭けたときの倍率が4000になっています。(本来1250)またプログレッシブジャックポットを採用しているマシンでも最高ベットをしてロイヤルフラッシュを引いた場合のみジャックポットを得ることができます。
ビデオポーカーの控除率はとても低いということを先に述べましたが、これはこのロイヤルフラッシュのボーナスを含めた確率で行っています。このためビデオポーカーで勝とうと思ったら、最高額(通常コイン5枚)をベットする必要があるということです。
ビデオポーカーの基本的な遊び方
ビデオポーカーにはいくつかのタイプがありますが、ここではもっとも基本的なジャックオアベッターをもとに解説します。
ベット
まず、コイン投入口からコインを入れます。その上でベットのボタンを押してベットをします。ベット(BET)、最高額を賭ける(MAX BET)、ディール(DEAL)のボタンがありますね。
ベットは1クレジット(=1コイン)賭けるということです。マックスベット(MAX BET)は、最高額(通常5クレジット)賭けます。ビデオポーカーで勝つにはマックスベットが必須であることは上で述べました。
ベットをしたらディール(DEAL)を押してゲーム開始です。
カードを交代する
コインを入れてディール(DEAL)を押すとカードが5枚配られます。ビデオポーカーでは一度だけカードを交代できます。交代したくないカードをホールド(HOLD)して、ディールを押すとホールドしたカード以外のカードが交代されます。
上記の例ではキングのワンペアができていますので、キングのワンペアを残して他の3枚を交代します。ホールドのボタンはカードの位置と対応しています。
交代した結果、キングのワンペアが確定。ジャックのワンペア以上ですのでプレーヤーの勝利です。
ダブルアップ
ダブルアップは勝利した場合に勝ち分のチップを全額、2倍か没収かに賭ける方法です。ハーフアップといって勝ち金の半分を賭ける方法もあります。
ギャンブル性が高い賭け方ですが、控除率はゼロで確率は50%になります。あらかじめダブルアップをするかしないか、決めてダブルアップに臨むのならばいいかもしれません。
仕組みは簡単でまず最初に5枚のカード中、一番左側のカードがオープンします。そのカードよりも高いカードを選択できたならばプレーヤーの勝利で勝ち金が2倍になります。同じ場合は引き分け、低いカードの場合は負けでチップ没収です。
ダブルアップで勝利、または引き分けた場合、再度ダブルアップをすることができます。ちなみに2回連続でダブルアップを勝利する確率は25%です。ダブルアップするにしても一度で止めておいたほうが賢明といえます。
簡単な基本戦略
ビデオポーカーについてはさまざまな戦略があるのですが、ここでは簡単な考え方についてのみ触れておきます。
まず重要なことは必ずマックスベット(MAX BET)で勝負すること、またロイヤルフラッシュがでるまでやること、この2点になります。
ロイヤルフラッシュが出るまでやる
ビデオポーカーはロイヤルフラッシュの配当も含めて期待値が1弱から1強になります。つまりロイヤルフラッシュを出さないことには確率的には負け越すことになります。ロイヤルフラッシュの確率は一般的なハンド選択をした場合、0.0025%になります。これは4万回中1回の確率になります。
4万回中1回というと果てしないように聞こえますが、一回にかかるプレイ時間は数秒ですし、必ずしも一日で達成しなくていいのです。ビデオポーカーで勝つにはロイヤルフラッシュを一回出したところで収支を計算することが重要です。
もちろん途中でツキがあり、チップを増やすことができたら早々に引き揚げるのもいいと思います。
つねにマックスベット(MAX BET)で勝負する
また常にマックスベットで勝負する理由はプログレッシブジャックポットはロイヤルフラッシュ時のボーナスはマックスベット時にしか適応されないからです。
上記で紹介した通り、ロイヤルフラッシュが出るまで行うのが基本ですので、マックスベットしておかないと大きな期待損失が生じてしまいます。
なるべく配当の高いマシンを選ぶ
上で述べましたが、ビデオポーカーはマシンによってフルハウスとフラッシュの配当が違います。一番有利なものはフルハウス:フラッシュ=9:6のマシン(9/6)で不利なマシンは6:5(6/5)のマシンです。
なるべく9/6か8/5でプレイしたいところです。6/5でプレイする場合は高いプログレッシブジャックポットがある場合のみです。だいたい2000$以上のジャックポットがあれば6/5でプレイしてもいいでしょう。
カードの選択
カード交換の際のヒントを紹介します。
ジャックのワンペア以上ができているとき
基本的にジャックのワンペア以上の役があればそれを残します。あと一枚でロイヤルフラッシュの場合はロイヤルフラッシュ目指して交代します。
ジャック未満のワンペアができているとき
基本的に残します。ただし後一枚でフラッシュやストレートの場合、ワンペアを捨てます。1234の片側のみのストレートの場合はワンペアを残します。
後一枚でフラッシュかストレート
フラッシュを残します。
ノーペアの場合
ジャック以上のカードがあれば、それを残して交代。なければすべてのカード交代です。
ハンドの確率
標準的な選択をした場合のハンド成立の確率です。
ハンド | 確率 |
ロイヤルフラッシュ | 0.0025% |
ストレートフラッシュ | 0.0111% |
フォーオブアカインド | 0.2363% |
フルハウス | 1.1517% |
フラッシュ | 1.1087% |
ストレート | 1.0637% |
スリーオブアカインド | 7.4543% |
ツーペア | 12.9552% |
ワンペア | 21.4437% |
コメント
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2018年 11月 15日
ビデオポーカーを理解するのに本当に役立ちました。
ありがとうございました。
お役に立ててよかったです