ハードハンドの基本戦略|ブラックジャックのルール

クローバー ブラックジャックのルール
| ルール | 基本戦略総論 | ハードハンド (当ページ) | ソフトハンド | スプリット | ダブルダウン

ブラックジャックの基本戦略を個別にみていきましょう。

ハードハンドとはA(エース)を1として数える手、もしくはAがない手のこと、ソフトハンドとはAを11として数える手のことです。ブラックジャックの基本戦略の基礎になります。

10がでる確率は30.76%と一番高い

説明queenjack10
カードは1デッキ全部で52枚ありますが、絵札はすべて10とカウントしますので、10とカウントするカードは16枚と最多です。

そこで基本戦略の根底にはわからないカードは10と仮定してみるということが基本にあります。10が出る確率は16/52=30.76%にも達します。

ディーラーのアップカードとバスト率

 UPカード  2  3 4  5 6  7 8  9  10  A
バスト率 30% 38% 40% 43% 44% 26% 25% 24% 23% 17%

ディーラーのアップカードから①一番バストしやすいのは4~6、②ややバストしやすいのが2~3、③バストしにくい7~Aに分けられます。

基本戦略としては①4~6はなるべくディーラーのバストを待つ、逆に③の7~Aはバストしないことを前提にプレーヤーの行動を決定することが前提として導き出されます。

7以上のディーラーのアップカードはダウンカードを10と仮定(30%以上)すると16以下の手配(プレーヤー)においてヒットする必要があります。

ハードハンド基本戦略表

ハードハンド(A=1)
UPカード 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
   H17↑ S S S S S S S S S S
H16 S S S S S H H Su/H Su/H Su/H
H15 S S S S S H H H Su/H H
H14 S S S S S H H H H H
H13 S S S S S H H H H H
H12 H H S S S H H H H H
11 D/H D/H D/H D/H D/H D/H D/H D/H D/H  H
10 D/H D/H D/H D/H D/H D/H D/H D/H H H
9 H D/H D/H D/H D/H H H H H H
   8↓ H H H H H H H H H H

H=ヒット S=ステイ D/H=ダブルダウン(ルールにより不可ならヒット)Su/H=サーレンダー(ルールにより不可ならヒット)

ハードハンド基本戦略解説

ハードハンドの選択は難しそうですが、ある程度グルーピングして覚えれば比較的簡単にマスターできます。まずプレーヤーのカードからディーラーのアップカードがいくつの時にステイかをすぐに判断できるようにして下さい。

覚えるコツはプレーヤー側のカードをみて判断する練習をした後、ディーラーのアップカードから判断する練習をすると記憶が定着しやすくなります。一度頭に入れた後は実際のゲームを繰り返すればすぐにマスターできます。

クローバー プレーヤーのカードから判断

h17
まずH17以上はすべてスタンド。ヒットするリスクが多きすぎるからです。

h11

逆に11以下はすべてヒットです。11は次のカードで絶対にバストしません。したがって必ずヒット(またはダブルダウン)をしなくてはいけません。とくに10・11はハイカードができる可能性が高くダブルダウンのチャンスです。

h16      h13

H13~16はヒットによってのバスト率が約40~50%と高いため慎重な判断が必要です。H13~16はアップカードが弱い時(2~6)の時、ステイでディーラーのバストを待ちます。それ以外の時はディーラーがバストしないことを前提に、ヒットして17以上のカードを目指します。

h12

H12の場合はディーラーが最も弱い4~6のアップカードの時はステイでディーラーのバストを待ちますが、アップカード2,3の時はヒットします。

アップカード2・3の時、ディーラーのバスト率が40%を切るのと同時に、手配12でのヒット時のバスト率は31%とH13の時(38.55%)より大きく下がるからです。

クローバー ディーラーのアップカードから判断

今度はディーラーのアップカードから判断する練習をすると記憶が定着しやすくなります。

プレーヤーH16以下の時
UPカード ディーラーUP A~7 ディーラーUP 6~2
行動 ヒット ステイ
例外 無し 12の時、up2・3でヒット

※プレーヤーH17以上の時はすべてステイ。

ディーラーのアップカードを大きく①A~7と②6~2の二つに頭の中で分けてください。①A~7のグループはプレーヤーのカードがH16以下の場合すべてヒット。

逆に②6~2のグループはプレーヤーがハードハンドの場合、基本的にステイ。例外はプレーヤーのカードが12の時でさらにアップカードが2、3の時にヒット。

ハードハンドのダブルダウン

ダブルダウンはカードが配られてからの賭け増しのことで、

①賭け増しは同額まで

②必ず3枚目を引かなければならない。

③4枚目は引けない。

という3つの制限があります。ダブルダウンはディーラーに対してプレーヤーが優位性が高い時に使われます。

まずヒットすることでハイカードになりやすいのは手配9・10・11です。

h11  h10

手配10・11はディーラーのダウンカードを10、プレーヤーの3枚目を10と仮定して行動を決定します。手配11はディーラーのアップカードが10以下、手配10はディーラーのアップカード9以下の場合にダブルダウンをします。

h9

手配9の場合、すこし慎重にディーラーのアップカードが弱い時に限定してダブルダウンをします。(アップカード3、4、5、6の時)

ハードハンドのサーレンダー

サーレンダーは最初のチップの半額を渡して降参するオプションです。最初の2枚が配られた時点のみ選択できます。採用していないカジノも多くあります。

サーレンダーにはレイトサーレンダーとアーリーサーレンダーがあり、ディーラーがナチュラルでないことを確認してから降参できるレイトサーレンダー、無条件にできるアーリーサーレンダーがあります。

通常レイトサーレンダーです。

レイトサーレンダーの場合
ディーラーのアップカード 9 10 A
サーレンダーする場合 H16 H16・H15 H16
アーリーサーレンダーの場合
ディーラーのUPカード A 10 9
サーレンダーする場合 H5~7H12~17 H13~16 H16(88スプリットは除く)

クローバー ブラックジャック
ブラックジャック目次 | ルール概要と流れ | 基本戦略総論 | ハードハンド | ソフトハンド | スプリット | ダブルダウン

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

管理人カジノの哲

nin2
海外旅行者や海外移住者のためのオンラインカジノ解説サイト。オンラインカジノの解説や実践記などを中心に更新していきます。海外のカジノに行く際に参考になるサイトを目指してます。質問意見などがあれば遠慮なくどうぞ!
管理人へ意見、質問、要望はこちら

哲シリーズ

dora麻雀

ページ上部へ戻る