ポーカーの標準的な役ハンド一覧とその出現確率
日本でもなじみの深いポーカーですが、カジノでも大人気。
日本でよく知られているポーカーはファイブカードスタッドだけですが、世界ではテキサスホールデムをはじめ、カリビアンスタッド、レットイットライト、7スタッドなどさまざまなルールのポーカーが行われて言います。
ただし、おおむねどのルールでもポーカーの役については同じですので個々のポーカーを紹介する前に標準的なポーカーの役について紹介したいと思います。
ポーカーの役と出現確率
役 | イメージ | 解説 | 何通り | 確率 |
ロイヤルフラッシュ | 同じスーツ+AKQJ10 | 4 | 0.0001% | |
ストレートフラッシュ | 同じスーツ+ストレート | 36 | 0.0013% | |
フォーオブアカインド | 4枚の同じ数 | 624 | 0.024% | |
フルハウス | 3枚と2枚の同じ数の2組み | 3744 | 0.144% | |
フラッシュ | 同じスーツ | 5108 | 0.196% | |
ストレート | 数字の順番がそろう | 10200 | 0.392% | |
スリーオブアカインド | 3枚の同じ数字が1組み | 54912 | 2.11% | |
トゥーペア | 2枚の同じ数字が2組 | 122552 | 4.71% | |
ワンペア | 2枚の同じ数字が1組み | 1098240 | 42.25% | |
ノーペア | 上記の役なし | 1302540 | 50.11% |
※上から強い順
※スーツとはカードの色のこと(スペード、クローバー、ハート、ダイヤ)。
※確率表記で記載数値未満は切捨て(切捨て単位が若干異なる)。また確率は5枚配られてハンドができる確率です。
同じ役ができた場合の考え方
自分にスリーカードができて、相手にもスリーカードができたような場合です。まずスーツの違いは勝負に影響しません。(スペード、クローバー、ハート、ダイヤ)
勝負は基本的にハイカードで役を作っているハンドまたはハイカードを持っているハンドの勝ちです。ハイカードとはハンドの中で一番数字の高いカードのことで、Aを頂点にK、Q、J、10、9、8、7、6,5,4,3,2の順に強さが決まります。
ハイカードが同じ場合は、2番目に高いカード同士をピックアップして比べてます。それでも同じ場合は3~5番目という風に勝負がつくまで比べます。最後まで決着がつかない場合は引き分けです。
具体的にはそれぞれの項目を参考にしてください。
ロイヤルストレート(Royal Straight)
最強の役です。同じスーツでしかもA、K、Q、J、10の続きをそろえる必要があります。ストレートフラッシュのもっとも強いパターンがロイヤルストレートです。
確率は0.0001%とほぼお目にかかることはありません。
日本ではジョーカーを加えてファイブカードという役が最強になっていることがありますが、日本でなじみのあるポーカーのように通常のポーカーではジョーカーをオールマイティカードとして用いることはありません。
ストレートフラッシュ(Straight Flush)
ストレートフラッシュは同じスーツでしかも続き番号でなくてはいけません。ちなみにA、K、Q、2、3のようにAにKをつなげた場合、2を続けることはできません。
同じストレートフラッシュの場合、ハンドの中の一番高い数字(上図では9)の高さで判断します。確率は0.0013%ととても難しい役です。
フォーオブアカインド(Four of a Kind)
フォーカードです。通常フォーオブカインドと呼ばれますので覚えておきましょう。同じ数を4つ揃えます。確率は0.024%ですので、実際のゲームではほぼ負けなしのカードです。
同じフォーカードの場合、揃っている4枚組(上図では8)のカードの数字の高さで勝敗を決めます。同じ場合はその他の一枚のカードの数字の高さ(上図では2)で勝負が決まります。
フルハウス(Full House)
フルハウスは同じ数で3枚一組と2枚一組を作るハンドです。確率0.144%と出来上がればほぼ負けなしのカードになります。
同じフルハウスの場合、スリーオブカインドの数字(上図ではQ)の高さで最初に判断し、同じ場合トゥーペアの数字の高さで判断します。
フラッシュ(Flush)
フラッシュは同じスーツを5枚そろえるハンドです。一見できやすい印象を持ちますが、確率0.196%とかなり強い役です。
同じフラッシュの場合、ハンドの中の一番高いカード(上図ではK)を比べて勝負を決めます。引き分けの場合2番目(上図では10)、さらに引き分けの場合3番目(上図では9)という風に勝負がつくまで比べていきます。
ストレート(Street)
ストレートは続き番号でハンドを作る手です。確率0.392%と強いハンドです。注意点としてA、K、Q、2、3のようにAにKをつなげた場合、2を続けることはできませんので注意しましょう。
同じストレートの場合は一番高いカード(上図ではJ)を比べて強弱を決めます。同じ場合は2番目~5番目というように勝負がつくまで比べていきます。
スリーオブアカインド(Three of a Kind)
スリーカードは通常スリーオブカインドと呼ばれます。3枚の同じ数のカードをそろえます。確率2.11%です。
同じスリーオブカインドの場合は、3枚揃っているカードの高さ(上図ではK)を比べます。同じ場合はその他の2枚のカードで高い数字の高い順(上図では4→2)に比べていきます。
トゥーペア(Two Pair)
トゥーペアは2枚の同じカードのペアを二組作ります。確率4.71%です。
同じトゥーペアの場合は数字が高いほうのペア(上図では9)を比べます。同じ場合はもう一つのペア(上図では6)を比べて、それでも同じ場合は残りの一枚のカードの数字(上図では3)の高さで勝負を決定します。
ワンペア(One Pair)
ワンペアは2枚の同じカードを一組作ります。確率42.25%です。ノーペアと合わせて実に90%以上がワンペアかノーペアです。
同じワンペアの場合はペアのカード(上図ではJ)の高さを比べ、同じ場合はその他の3枚のカードの中で一番高いカード(上図では8)を比べます。それでも同じ場合は4番目のカード(上図では7)、5番目のカード(上図では2)と順に比べていきます。
ノーペア(No Pair)
上記の役に当てはまらないハンドはすべてノーペアです。
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