プレイスベット(The Place Bets)/クラップスのルール

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プレイスベット(The Place Bets)はポイントナンバー(4,5,6,8,9,10)に直接賭ける方法です。ポイントナンバーに賭ける方法はカムに賭けた後のオッズベットがありますが、カムポイントを経由しないでポイントに賭けられるように設定されたのがプレイスベットです。

先に賭けたポイントが出るか7が出るかを競うベットです。プレイスベットは通常ポイントが出るほうに(place win)賭ける方法ですが、カジノによっては7が先に出るほうに賭けるプレイスルーズ(place lose)という賭け方もあります。

勝負の確率にカジノ側の控除を引いて配当計算がなされていますのでプレイスウィン(place win)とプレイスルーズ(place lose)では勝利時の配当計算も違ってきます。

ここでは通常のプレイスベットであるプレイスウィンを主に解説し、相違点についてプレイスルーズの項目で補足します。(勝敗、配当)

プレイスベット(The Place Bets)

placebeta

プレイスベット(win)賭け方

ルールはプレイスベット後、ポイントナンバー(4,5,6,8,9,10)が出れば勝ち、7が出れば負けです。勝負がつくまで賭けは続行されます。ただし賭けはいつでも取り下げor減額増額することができます。

またポイントは複数賭けることもできます。賭けるときはディーラーに「place the 8」と言いながらチップを渡してください。やめるときは「off my place bet」「take down my place bet」とディーラーに伝えます。

注意点としてプレイスベットは勝利して配当を受けた後もプレイスベットをやめると宣言しなければチップは置いたままで賭けは続行されます。勝って勝負をやめる場合はしっかり「off my place bet」とディーラーに伝えましょう。

またプレイスベットはカムアウトロール(ラインベットの一投目)で休止扱いにされます。ディーラーに「my place bet on」と伝えれば賭けを継続することもできます。そのときディーラーはチップの上にONのマーカーを置くでしょう。

プレイスベットの支払い

プレイスベットは確率をもとに支払い計算されます。注意点として割り切れない場合カジノの最小単位未満(通常1ドル)は切り捨てられるということです。端数の出るような賭け方はカジノの控除率を上げプレーヤーに不利になりますので行わないようにしましょう。

簡単な判別法はプレイス4,5,9,10に賭ける場合は5の倍数になるように、プレイス6,8に賭けるときは6の倍数になるように賭ければ端数がでません。

たとえばプレイス5に10ドル賭けるのはいいですが、プレイス6に10ドル賭けるのは端数がでるのでやめたほうがいいということです。

また4と10に賭ける場合、プレイスベットよりもバイベットに賭けるほうが有利になりますので4と10に賭けたいときはバイベットとして賭けましょう。よって実質的にプレイスベットは5,6,8,9の四つになります。

プレイスベットの支払表
プレイス 勝ち出目 負け出目 配当 控除率
4 4 7 9:5 6.67%
5 5 7 7:5 4%
6 6 7 7:6 1.52%
8 8 7 7:6 1.52%
9 9 7 7:5 4%
10 10 7 9:5 6.67%

※配当計算が4と10/5と9/6と8で同じことに注意しよう。

※配当計算の方法
たとえばプレイス4の9:5の場合、9(利益):5(賭け金)として計算する。例として20ドル賭けたとすると9:5=x:20として計算、x=36、合計56ドルになる。

具体例

placebet1

カムアウトロール一投目は8。ポイントは8に決まる。ディーラーはマーカーを8の上に置く。プレーヤーはカムアウトロールにおける賭けを見送った。

placebet2

プレーヤーは6にプレイスベットを10ドル行う。プレイスベットでは通常のカム経由の賭けと区別できるようにディーラーはチップを少しずらした位置に置く。

オンラインカジノでは自分でチップを置く必要がある。多くのオンラインカジノではポイントナンバーの下部にチップを置くのがプレイスウィン、上部に置くのがプレイスルーズとなっている。

プレイス6の勝負は、次投以降で、6が先に出ればプレーヤーの勝ち、7が先にでれば負けである。

placebet3

次に6が出たのでプレーヤーの勝ちとなった。6の場合の配当は7:6。7:6=x:10ドル。x=11.66ドル(セント未満切捨)。掛け金と合わせて21.66ドルになった。

※カジノの最小単位を下回る分は切捨てになる。通常のカジノでは1ドルが最小単位だが、オンラインカジノではセントが最小単位。そのため端数になる賭け方のデメリットが少なくなる。上部で書いたように本来プレイス6に賭ける場合は6の倍数になるように賭けるべきである。

プレイスルーズ

プレイスルーズ(place lose)は賭けるプレイスナンバーよりも7が先に出るほうに賭ける方法です。7が出る確率は一番高いので勝ちやすい方法です。(ただし配当計算に反映される)

上記以外はプレイスウィンと同じになります。レイベットとの関連ではプレイスルーズ6.8に賭けるとき、レイベットより有利になります。

※配当計算が4と10/ 5と9/ 6と8で同じことに注意しよう。

プレイスルーズベットの支払表
プレイス 配当
4,10 5:11
5,9 5:8
6,8 4:5

具体例

placelose1

カムアウトロール(一投目)が9でポイントが決まる。プレーヤーは6にプレイスルーズ10ドルを賭ける。

placelose2

次投の出目が7だった。プレイスルーズの場合、7が出れば勝利、ポイントナンバーがでれば負けなのでプレーヤーの勝利。

プレイスルーズ6の配当は4:5。4:5=x:10 x=8 掛け金10ドルと利益8ドルで合計18ドルになる。

目次

タイトルがリンクになっておりますので、クリックしてください。

ポイント1   クラップス(CRAPS)の概要と基礎知識
クラップスの概要、ゲーム進行、クラップスの基本的な賭け方、クラップス用語をまとめました。クラップス初心者はまずここを読んでください。

ポイント3 ラインベットベット(PassLine/Don’tPass)
クラップスの基本的な賭けであるラインベットについて解説します。多くのクラップスプレーヤーにとってメインになってくる賭け方です。

ポイント4 カムベット(Come/Don’tCome)
クラップス賭けであるカムベットについて解説します。パスラインと似た賭けですが、賭けるタイミングが違います。

ポイント5  プレイスベット(当ページ)
クラップスの賭けであるプレイスベットについて解説します。ラインベットやカムベットを介さないで直接ポイントナンバーに賭ける方法です。

ポイント6 バイ&レイベット(Buy/Lay)
クラップスの賭けであるバイ&レイベットについて解説します。プレイスベットと仕組みは同じですが、配当とコミッションの点で異なります。

ポイント7 フィールドベットとビックベット(Field/Big)
クラップスの賭けであるフィールドベットとビックベットについて解説します。フィールドベットはワンロールベットの中では一番勝率の高い賭けになります。またビックベットはテーブルに大きく印字されていて派手に見えますが、プレーヤーに不利な賭け方です。

ポイント8 プロポジションベット(proposition)
クラップスの賭けであるプロポジションベットについて解説します。プロポジションベットはクラップステーブルの中央に位置する賭け方でスティックスマンが賭けを管理します。

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