ULTIMATE(EXTREME) TEXAS HOLD’EMのルール解説!
主にオンラインカジノのライブカジノで採用されているタイプのテキサスホールデムです。「ULTIMATE TEXAS HOLD’EM」や「EXTREME TEXAS HOLD’EM」と名前がついています。ベット方法が少し特殊で、慣れないうちは少々戸惑うでしょう。どちらかというと対人のテキサスホールデムというより、カジノホールデムに似ています。(カジノホールデムのルールはこちら)
対カジノで行うTEXAS HOLD’EMにはこのページで紹介するもの以外にもう一種類あります。そちらのルールは「TEXAS HOLD’EM(テキサスホールデム)のルール【対カジノ】」のページで確認してください。
ちなみに「ULTIMATE TEXAS HOLD’EM」や「EXTREME TEXAS HOLD’EM」の違いはベットの呼び名が違うだけですので、ここでは「ULTIMATE TEXAS HOLD’EM」を例に紹介します。
カジノホールデムと大きな違いは以下の2点です。
最初にアンティとブラインドに2か所ベットすること。(カジホールデムは後からアンティの2倍ベット)
ディーラー資格なしでもハンド比較を行う |
動画解説
全体の流れ
1:スタート
ANTEとBLINDに同額ベットします。その後、プレーヤーとディーラーに2枚づつカードが配られます。ディーラーのカードは伏せられています。
そこでフロップ(3枚)、ターン(4枚目)、リバー(5枚目)の段階でプレーヤーはPLAYかCHECK or HOLDの選択をする必要があります。PLAYはベットを置いて勝負をすることです。CHECKは勝負の決断を保留することです。
2:[フロップの段階】ポケットの2枚とコミュニティの3枚で判断
PLAYベットは最初の段階では[×4]と[×3]を選ぶことができます。(アンティに対しての倍率です)ハンドに自信があればPLAYを選択して賭け金を増やしていきましょう。
PLAYを選択したら、その時点で勝負が確定します。あとはディーラーとハンド勝負をするだけです。
一方、checkを選択する場合、追加のベットは置かないで次のカードがめくられます。
3:[ターンの段階】ポケットの2枚とコミュニティの4枚で判断
CHECKしているプレーヤーはコミュニティーに4枚目のカードが配られた段階でさらにPLAYかCHECK の判断を迫られます。この時PLAYのベットはアンティの2倍です。ベットを置いてPLAYを選択すれば勝負することが確定し、あとはディーラーとハンド勝負。CHECKを選択すれば追加ベットをすることなく5枚目のカードがコミュニティーに配られます。
4:[リバーの段階】ポケットの2枚とコミュニティの5枚で判断
これまでCHECKしているプレーヤーはコミュニティに5枚目のカードが配られたとき、PLAYかFOLDの選択をしなければいけません。FOLDを選択した場合、ANTEとBLINDは没収。PLAYを選択した場合、ANTEの同額のベットを置いて勝負します。
5:ハンド勝負
ディーラーのハンドがオープンされ、ハンド勝負。ディーラーのハンドでペア以上のハンド(クオリファイあり)かどうかで配当が変わる。
配当
配当はANTEとPLAYは1:1の配当(賭け金合わせて2倍)。BLINDは配当表通り。ストレート以上で配当あり、それ未満は返却のみ。
ディーラーがペア未満のノットクオリファイの場合、PLAYとBLINDはクオリファイありの場合と変わらないが、ANTEは常に返却される。クオリファイが影響するのはANTEベットのみということになる。
ANTE | BLIND | PLAY | |
Qあり+P勝利 | 1:1 | 配当表に従う | 1:1 |
Qあり+P敗北 | 没収 | 没収 | 没収 |
Qなし+P勝利 | 返却 | 配当表に従う | 1:1 |
Qなし+P敗北 | 返却 | 没収 | 没収 |
※Pはプレーヤーのこと
※Qはディーラーのハンドのクオリファイのこと(ペア以上)
ANTE:1:1の配当だが、ディーラーペア未満で返却のみ
BLIND:ストレート以上で配当あり(具体的な配当は下記参照)。それ未満は返却のみ。ただしノットクオリファイでも配当あり。
PLAY:ベット額の1:1の配当。ノットクオリファイでも配当あり。
TRIPS:サイドベットなので賭けなくてもいい。コニュニティーの5枚と自分の2枚でスリーカード以上で配当あり。(具体的な配当は下記参照)
※TRIPSはディーラーのクオリファイに影響されません。
BLIND
ハンド | 配当 |
ロイヤルフラッシュ | 500:1 |
ストレートフラッシュ | 50:1 |
4 of kind | 10:1 |
フルハウス | 3:1 |
フラッシュ | 1.5:1 |
ストレート | 1:1 |
未満 | 引き分け |
TRIPS
ハンド | 配当 |
ロイヤルフラッシュ | 50:1 |
ストレートフラッシュ | 40:1 |
4 of kind | 30:1 |
フルハウス | 8:1 |
フラッシュ | 7:1 |
ストレート | 4:1 |
3 of kind | 3:1 |
具体例1
まずはANTEとBLINDに同額ベットします。ここに賭けることがゲーム参加の条件です。サイドベットであるTRIPSに賭けてもOKですが、ここでは賭けないことにしましょう。
プレーヤーのカード2枚(ポケット)が配られ、この時点でプレイ(×3or×4)かチェックの選択を迫られます。チェックはこの時点ではプレイにベットせずにカードを引くことができます。自分が有利だと感じたら、PLAYにベットしましょう。ポケットの時点ですとアンティの4倍と3倍と高額ベットすることができるので一気に資金を増やすチャンスです。
この後でも同様ですが、一度プレイを選択するとその後チェックやホールド、プレイの選択をすることはありません。現在の賭け金で勝負することが確定します。
ここではスーツは同じですが、カードが弱いのでチャックで様子を見ましょう。
その後、コミュニティに3枚カードが配られ(フロップ)、次の選択を求められます。プレイ×2とチェックです。この時点でプレイに賭けるとアンティの2倍賭けることができます。
チェックをすれば賭け金を増やさずプレイの選択を保留できます。
コミュニティに最後の2枚が配られ、ハンドが確定します。ここで最後の選択です。プレイ×1かホールドです。ホールドは降りることでアンティとブラインドのベットを捨てて勝負を降ります。
プレイを選択する場合、アンティと同額を賭けてハンド勝負します。ここではプレイにベットして勝負します。
最後にディーラーのハンドがオープンされてハンド勝負です。ディーラーがスリーオブアカインド、プレーヤーが2ペアなのでディーラー勝利です。
今まで賭けた金額はすべて没収されます。
具体例2
ポケットがJと9なのでチェックで様子を見ましょう。
フロップの3枚が配られてJのペアができました。ここはプレイ×2で勝負します。アンティに賭けたベット額50ドルの倍の100ドルをプレイにベットします。
この時点で賭け金の総額が確定しましたので、この後にプレイとホールドの選択はありません。
ディーラーは7のペア、プレーヤーはJのペアなのでプレーヤー勝利です。
まずディーラーのハンドがペア以上ので資格ありです。アンティとプレイに1:1の配当があります。ブラインドはストレート未満だと返却されるのみです。
だから
アンティ1(50):1(50) →計100ドル
ブラインド50ドル(返却されるのみ)
プレイ1(100):1(100) →計200ドル
合計350ドルの配当を受け取ることができます。
ディーラーのノットクオリファイ(資格なし)
プレーヤーがプレイしてハンド勝負になった場合で、ディーラーのハンドがペア未満の場合ノットクオリファイになってディーラーは勝負を降りることになります。
ディーラーがノットクオリファイの場合でもディーラーとプレーヤーのハンドを比較します。そのため配当パターンは2つ生じることになります。
重要な点は以下です。
・ディーラーのクオリファイに関係なくディーラーとハンド勝負すること
・クオリファイが影響するのはANTEベットのみ
ディーラー資格なしで勝利
アンティ→返却のみ
ブラインド→通常通り配当
プレイ→通常通り配当
ディーラー資格なしで敗北
アンティ→返却のみ
ブラインド→没収
プレイ→没収
になります。アンティに配当がなくなって返却されるのみになること通常と異なります。
たとえば上記のハンドでプレイしたとして、
最終ハンドが上記のようになりました。ディーラーはペア以上の役がありません。この場合ディーラーがノットクオリファイです。
さらにディーラーがAのハイカード、プレーヤーがKのペアですので、ディーラークオリファイなし+プレーヤー勝利の場面です。
アンティ25ドル→返却のみ
ブラインド25ドル→通常通り返却のみ(ストレート以上で配当)
プレイ50ドル→通常通り1:1の配当(計100ドル)
合計150ドルの配当になります。
ハンドの強さ
ロイヤルフラッシュ→ストレートフラッシュ→4 of a kind→フルハウス→フラッシュ→ストレート→3 of a kind→ツーペア→ペアの順です。
詳しくはポーカーのハンド解説を確認してください。
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