TEXAS HOLD’EM(テキサスホールデム)のルール【対カジノ】
TEXAS HOLD’EM(テキサスホールデム)はプレーヤー同士で行うものをイメージする方も多いと思いますが、ここでは対カジノ用にアレンジしたルールを紹介します。多くのカジノやオンラインカジノで、対カジノ用のTEXAS HOLD’EMが設置されいます。
ポーカールームでプレーヤー同士でやりあうのに気が引ける人にうってつけですし、いつでもポーカーをプレイでき、いつでも席を立てる気軽さも、このポーカーの人気の理由です。
概要
ポーカーの基礎知識
詳細なルールを解説する前に前提として持っておきたい知識を3つ紹介します。
7枚中5枚を選び出して強弱を判定する
テキサスホールデムは7枚のカード(自分に2枚、コミュニティーに5枚)の中から最適な5枚のカードを抜き出してポーカーのハンドを作ります。そこでディーラーとハンド勝負をしますが、ハンド勝負をするとき5枚に選ばれなかったカードは一切考慮しません。
上図を見てください。ディーラーがAのハンド、プレーヤーが2と3のハンドでコミュニティでストレートができています。この時、ディーラーとプレーヤーどちらが勝ちでしょうか?
ここで「7枚中5枚は同じカードのストレートなので、互角。次に使われていない2枚のカードのうちハイカードであるAと3を比べて、Aを持っているディーラーが勝ちだな」と考えてしまうと間違えです。
あくまでハンドを作った5枚でしかハンドの強弱は測れません。この場合は引き分けです。
同役の場合はハイカードを比べる
ディーラーとハンドが同等のハンドであった場合、ハイカードを比べます。その時、まず役で使われているカードの強弱を比べ、それでも同等の場合は他のカードを比べます。
カードの強弱は(強)A・K・Q・J・10・9・8・7・6・5・4・3・2(弱)の順です。
ペア手(ペア・ツーペア・スリーオブアカインド・フォーオブアカインド・フルハウス)の場合、まずペアのカードの強弱を(①複数ある場合は強いペア、同点の場合は②弱いペア)を比べます。それでも決着がつかないときはペアで使われてないカードの③ハイカードを順番に比べます。フルハウスの場合はスリーカードのほうを先に比べて、同点の場合はペアを比べます。
他のハンドの場合は(ストレートフラッシュ・ストレート・フラッシュ・ハイカード)、ハンドの中の一番強いカードを順に(①→②→③→④→⑤)比べていきます。ただしストレートフラッシュとストレートの場合は、A・K・Q・J・10が最強で、A・2・3・4・5が最弱なのは覚えておいてください。
スーツは強さに関係なし
スーツとはハートやスペードといったマークですが、それらは一切ハンドの強さに影響しません。例えばハートのフラッシュがクローバーのフラッシュは常に同等です。
2つのルール
対カジノ用のテキサスホールデムには大きく2種類あり(カジノホールデムのルールはここでは割愛)、一つは通常のテキサスホールデムによく似たルールのもの、もう一つはULTIMATE TEXAS HOLD’EMまたはEXTREME TEXAS HOLD’EMと呼ばれるカジノホールデムに似たルールのものです。
このページでは通常のテキサスホールデムによく似たルールのものを解説しましょう。もう一つの
多くのカジノで採用されているTEXS HOLD’EM
こちらのタイプは海外のカジノで多く採用されているタイプです。テーブルゲームのエリア(ポーカールームは除く)で「TEXS HOLD’EM」と書かれているテーブルはほぼこのルールです。ルールも通常のテキサスホールデムを知っていればすぐに理解できるでしょう。
動画解説
全体の流れ
TEXAS
最初にANTEに初期ベットを賭けてゲームがスタートです。2枚のカードが自分に配られたらCALLベットか、FOLD(ゲームを降りる)選択を迫られます。自分のハンドに自信がなければFOLDし、アンティに賭けたベットを破棄して勝負を降ります。
勝負を続けたいときはCALLベットです。CALLベットはアンティの2倍を賭けなければいけません。その後、コミュニティに3枚のカードが配られ、BETかCHECKの選択です。ハンドに自信があればBETをしましょう。アンティと同額を新たに賭けます。
自信がなければCHECKで回しましょう。CHECKは賭け金を増やさないだけで勝負は続行します。そしてコミュニティに4枚目のカードが配られた後、最後の選択(BETかCHECK)があります。その後に5枚目のカードがコミュニティに配られ、ディーラーのハンドがオープンしハンドを比較し勝敗が決します。
配当
すべてのベットに対して1:1の配当。
具体例
アンティに$1ベットしてからゲームがスタートです。プレーヤーとディーラーにそれぞれ2枚のカードが配られます。
(なおディーラーの2枚のカードは最後のハンド比較の時になるまで開かれません)
この2枚のカードを考慮してCALL(勝負)するか、FOLD(降りる)するか決定しましょう。FOLDを選択した場合、アンティに賭けた金額は没収されます。
KがあるのでCALLベットしてみましょう。CALLベットはアンティに賭けた金額の2倍をベットしなければいけません。つまり$2ベットするということです。
CALLベットしたら、コミュニティーに3枚カードが配られます。このカードはディーラーとプレーヤーで共有されます。
ここで再び選択です。BETかCHECKのどちらかを選ばなければいけません。BETはアンティと同額を新たにベットすることです。CHECKは賭け金を増やさないで勝負をつづけることです。どちらにせよ、TURNの段階になるとFOLD(降りる)ことはできません。
ここではBETの選択をすることにします。アンティと同額の$1を新たにベットします。
その後、コミュニティにもう一枚カードが配られます。そこで再度BETとCHECKの選択です。
(もし前回のTURNの場面でCHECKを選んでいたとしても、ここでBETを選択することができます)
その後、コミュニティに最後の1枚が配られてハンド勝負になります。
それぞれ配られた2枚のカードとコミュニティカード5枚の計7枚から、一番ハンドが強くなる5枚を抜き出してハンドを比べます。
ディーラーは6のペア、プレーヤーはKのペアですので、プレーヤーの勝ちです。配当はすべてのベットに対して1:1の配当です。(賭け金合わせて2倍)
ここで注意したいのは、Ultimate Texas Hold ‘emのようにディーラーのノットクオリファイがないということです。また高ハンドによる割増配当もありません。
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