Pontoon(ポンツーン)のルール徹底解説
Pontoon(ポンツーン)はブラックジャックの一種で、通常のブラックジャックより攻撃的な側面が強いゲームになります。
基本的なルールはブラックジャックと同様ですので、ここではブラックジャックと異なる点に焦点を当てて解説していきます。(通常のブラックジャックのルールはこちら)
ポンツーンの全体像
上記の図がブラックジャックとポンツーンのルールの違いです。解説を読み終えてから戻って確認してみてください。
動画解説
ポンツーン独自の呼び方
まず抑えなければいけないのはブラックジャックとの用語の違いです。
ブラックジャック用語 | 意味 | ポンツーン用語 |
Hit(ヒット) | 追加でカードを引くこと | Twist(ツイスト) |
Stand(スタンド) | 現在のハンドで勝負すること | Stick(スティック) |
Double down (ダブルダウン) |
ベットを倍にして勝負すること | Buy(バイ) |
Black Jack (ブラックジャック) |
最初の2枚のハンドで21を作ること | Pontoon (ポンツーン) |
たとえばHit(ヒット)はポンツーンではTwist(ツイスト)と呼ばれます。これらは基本的には同じアクションを指しますが、その内容が若干異なる点があります。
ではこれからポンツーンとブラックジャックの相違点について詳細を見ていきましょう。
役 Pontoon
最初の2枚のハンドで21を作ること。ブラックジャックと一般的に呼ばれている役ですが、PontoonではPontoonという名前が付けられています。配当は2:1(賭け金合わせて3倍)と通常のブラックジャックよりも高めに設定されています。
カードが配られるとディーラーはディーラーに配られたハンドでPontoonができてないか確認します。Pontoonができていればその場でプレーヤーの負けになりベットが没収されます。もちろんプレーヤーにもPontoonができていた場合は引き分けになりベットは返却されます。
Five card trick(ファイブカードスティック)
Five card trickとはバストせずに(21を超えず)5枚のハンドを作ることです。この場合、ハンドの値に関係なく勝ちになります。配当は2:1(賭け金合わせて3倍)です。
最初のハンドがAを含んだローカード出会った場合チャンスになります。また4枚のカードで17、18のハンドを作ったとき、あえてFive card tricktを狙ってTwisitしてみるのも面白いと思います。
ちなみに4枚目のカードでいまだソフトハンドの場合、Five card trickが確定ですので、必ずTwistしてください。
ディーラーの行動
通常のブラックジャックではディーラーはハンドが17以上だとスタンドになります。Pontoonではハード17以上ならStick(≒スタンド)なのは同様ですが、ソフトハンド17ではStick(≒ヒット)になります。
ソフトハンドとはAを11と数えることができるハンドのことをいいます。
ディーラーのハンドは2枚ともダウンカード
通常のブラックジャックではディーラーのハンドは一枚だけオープンにした状態で配られます。プレーヤーはそのカードをみてディーラーのハンドの強弱を推定し、意思決定に利用します。
しかしポンツーンではディーラーに配られたカードは2枚とも伏せられていて、プレーヤーのアクションが終わるまで見ることができません。この点、通常のブラックジャックに比べてPontoonが大きく不利になる点です。
同数の場合、ディーラーの勝ち
プレーヤーとディーラーが同数のとき(たとえば両方とも17のハンド)の場合、通常のブラックジャックでは引き分けでベットは戻ってきますが、Pontoonではディーラーの勝利になり、ベットは没収されます。
この点も通常のブラックジャックに比べて大きく不利になる点なので注意してください。
プレーヤーのハンドが15未満の場合、必ずカードを引く
プレーヤーのハンドが15未満だった場合、強制的にカードを引くことになります。ダブルダウンにあたるBuyをすることができます。
つまりTwisit(≒ヒット)かBuy(≒ダブルダウン)のいづれかを選択しなければいけません。
通常のブラックジャックですとプレーヤーの選択は完全に自由でしたので、選択の幅が狭まっているという点で通常のブラックジャックより不利になるといっていいでしょう。
Buy(⇔ダブルダウン)
Buyはベットの同額を追加でベットすることができる賭け増しのオプションです。
ポンツーンの大きな特徴はBuyにあります。ポンツーンが攻撃的なブラックジャックといわれる所以はBuyが非常に使いやすいからといえるでしょう。
通常のブラックジャックでは最初の2枚のハンドでのみダブルダウンができることが一般的です。(=つまりヒット後にはできない)またダブルダウンができるハンドは10、11(さらに9が可能な場合もある)に限定されることが多いのです。
またダブルダウンをした後は一枚だけカードがくばられ、そこでハンドが確定します。
しかしPontoonのBuyではどんなハンドでも、いつでもBuyが可能で、さらにBuy後にTwistすることができます。かなり機動的にBuyをつかうことができるといっていいでしょう。
Buyの特徴
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スプリット
最初の2枚で同数のカード(ペア)が配られた場合、ハンドを2つに分けるアクションのことです。
一般的なブラックジャックとPontoonが異なる点は以下です。
- 再スプリットが認められていること
- Aのスプリット後にTwistやBuyのアクションをとることができる
Aのスプリット
通常のブラックジャックでは、Aのスプリットは特別でスプリット後一枚カードを引いてきてハンドが確定してしまいます。つまりヒットやダブルダウンをすることができません。
しかしPontoonではAのスプリット後でもヒットを表すTwistやダブルダウンを表すBuyが可能です。Aのスプリットは高ハンドを作る可能性が通常以上に高くなりますので大きなチャンスです。Pontoonの大きなアドバンテージの一つですので、しっかり利用できるようにしましょう。
再スプリット
ペアのハンドを2つに分割した後、もう一度同じカードを引いてくることがあります。そのハンドを再度スプリットすることを再スプリットと呼びます。通常のブラックジャックでは再スプリットは認められていないケースが多いのですが、Pontoonでは再スプリットをすることができます。
ただし、再スプリットは1回までです。ハンドを4つに分割することはできません。
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