RED DOG(レッドドッグ)のルール/カジノゲーム
RED DOG(レッドドッグ)はトランプを使ったゲームの一つです。
カジノではラスベガスが最初にこのRED DOG(レッドドッグ)を取り入れました。RED DOGの名前の由来は不明です。
ゲームのルールは非常に単純なので、誰でもすぐに覚えて楽しむことができるでしょう。
ルール全体像
レッドドッグは最初に2枚カードが配られる。この2枚のカードのパターンによって3つに分類できる。2~Aの順で2枚のカードに間がある場合をスプレッドという。例えば4と9が配られたとすると、4と9の間に5,6,7,8が入ることになる。この組み合わせをスプレッドという。
ただし間にカードが入らない組み合わせもある。5よ6のように連続したカードの場合。これをコンセクティブと呼ぶ。さらに例えばAとAのように同一のカードの場合。これをペアと呼ぶ。
基本(スプレッド)
スプレッドとは最初の2枚のカードの間に数が入る組み合わせのことだ。つまり4と9のカードが配られたとすると、4と9の間に5・6・7・8の数が入る。この組み合わせをスプレッドと呼ぶ。
このスプレッドの組み合わせが配られたとき、賭け増しするレイズするか、今の賭け金で勝負するコールかの選択をする。3枚目で間のカードを引けば勝ちだ。配当は1:1(2倍)
ただし上記の話は最初の2枚のカードに間隔があることが前提。それ以外の例として連続したカード(例4と5)やペア(5・5)などがある。その場合は以下だ。
コンセクティブ
連続したカードが配られたら引き分け(最初の2枚で4と5のように連続するカード)
ペア
ペアが配られたら、3枚目で同じカードを引けば12倍、引けないときは引き分けだ。(最初の8と8。3枚目で8を引けば12倍、それ以外は引き分け)
ルールを上記の図にまとめました。これから一つづつ解説していきますが、最後に見返して上記の図が理解できればOKです。
動画解説
使用カードと順番
RED DOGは基本的に52枚のデッキを1つか複数使って行われます。
ルールの基本になるカードの順番を確認しましょう。
A・K・Q・J・10・9・8・7・6・5・4・3・2の順です。
注意点として
Aと2はつながっていないということです。だからAと2の間のカードは?と問われたら3からKまで11枚のカードになります。
ベット
ではいよいよ具体的なルールを解説していきましょう。イメージが付きやすいようにゲールの進行にそって解説していきます。
まずプレーヤーはベットします。最初のベットをアンティ(参加料)と呼ぶ場合があります。
プレーヤーのベットが終わると場にカードが2枚配られます。
2枚のカードが配られる
これはそれぞれのプレーヤーに配られるのではくテーブルで一組です。
このとき2枚のカードは間に一枚カードが入るように間を開けて配られます。この2枚の組み合わせによって、次のゲームの進行が決まります。
2枚のカードの組み合わせはREDOGにおいては三つに分類されます。
①ペア(Pair):2枚のカードが同じ
②コンセクティブ(Consecutive):連続している(3、4のように) ③スプレッド(The Spread):上記以外 |
ペア(Pair)
2枚のカードが同じ数字・絵札である場合をペアとよびます。
ここでは2枚とも7のカードなのでペアです。この場合、必ず3枚目を引きます。
その結果、幸運にも3枚目のカードも同数字でスリーカード(RED DOGと呼ぶ)ができれば、プレーヤーの勝ちです。
配当は11:1(賭け金合わせて12倍=1ドルかけると12ドルになって戻ってくる)を得ることができます。
また3枚目のカードが別の数字の場合は引き分け(PUSH)になります。
つまりペアが配られた時点でプレーヤーに負けはありません。
コンセクティブ(Consecutive)
コンセンティブとは連続した2枚のカードが配られたときのことを言います。
このときはその場で引き分け(PUSH)になります。
注意しなければならないのはAと2の場合です。
カード順のところで解説しましたがAと2は連続しませんので、Aと2の場合はコンセンティブになりません。以下のスプレッドに該当します。
スプレッド(The Spread)
スプレッドとは2枚のカード数字の間に数字が入る組み合わせのことです。上記の例だと2と5の間に3、4が入りますね。これがスプレッドです。
ちなみにコンセクティブで解説したAと2の例
Aと2の間に3・4・5・6・7・8・9・10・j・Q・Kのカードが入ることになります。
スプレッドの場合、必ず3枚目のカードが配られ、2枚のカードの間の数字のカードが配られればプレーヤーの勝ちです。
上記の2と5の間の3,4のいずれかのカードが3枚目に配られれば勝ちということです。
スプレッド時のレイズ・コールの選択
またプレーヤーは3枚目のカードが配られるまえに、レイズをするかどうかの選択を迫られることになります。
レイズとは最初の賭け金の同額を追加でベットすることです。もちろんレイズするかどうかはプレーヤーの判断次第。
レイズをしないで勝負することもできます。このことをコールと呼びます。
スプレッド時の配当
スプレッドの場合、スプレッドの間隔によって勝率が違うため配当が違います。
スプレッド1
間に数字が一つしか入らない場合、スプレッド1といい、5:1の配当があります。(賭け金合わせて6倍)
上記の例ですと6と8の間には7の数字しかありませんね。3枚目に7を引けば勝ち、それ以外のカードでは負けになります。
スプレッド2
スプレッド2のケースでは2枚のカードの間に二つの数字が入ります。
上記の例では3と4ですね。3枚目のカードで3か4を引けば勝ちです。その他のカードを引くと負けになります。
配当は4:1になります。(賭け金合わせて5倍)
スプレッド3
スプレッド3は2枚のカードの間に3つの数字が入る組み合わせです。
上記の例ですと8とQの間に9,10,11の3つの数字が入りますよね。3枚目のカードで9,10,11のいずれかを引けば勝ち、それ以外を引けば負けになります。
配当は2:1です。(賭け金合わて3倍)
アザースプレッド
2枚のカードの間に4つ以上の数字が入るスプレッドのことを指します。
上記の例では4からAの間に5・6・7・8・9・10・J・Q・Kの9枚が入りますね。
ちなみに1~4の間で2・3が入るとはカウントしませんので注意してください。AはあくまでKの次のカードです。2とはつながりません。
配当は1:1(賭け金合わせて2倍)です。
戦略
プレーヤーが意思決定をすることができるのはスプレッドの場合だけです。よって戦略を考える場合、スプレッドの場合の戦略のみ必要になります。
そこでまずスプレット時の勝率を見てみましょう。スプレッドは1から最高11まであります。
スプレット | 配当 | 勝率 |
1 | 6倍 | 7.7419% |
2 | 5倍 | 15.4839% |
3 | 3倍 | 23.2258% |
4 | 2倍 | 30.9677% |
5 | 2倍 | 38.7097% |
6 | 2倍 | 46.4516% |
7 | 2倍 | 54.1935% |
8 | 2倍 | 61.9355% |
9 | 2倍 | 69.6774% |
10 | 2倍 | 77.4194% |
11 | 2倍 | 85.1613% |
スプレッドが7以上の場合で勝率が50パーセント以上になります。つまりスプレッド7以上では勝率がカジノ側よりも高くなりますので積極的にレイズを仕掛けるべきです。
またスプレッド1~3の場合、割り増し配当を受けられますが、いずれも期待値はマイナスです。
例)カジノの控除率算定 スプレット1の場合 6倍
{はずれの数(50-4)/全体の数(50)}ー {当たりの数4×配当倍率5(賭け金の分を除く)/全体の数(50)}=-0.52
となり、控除率がなんと50%を超えるほど不利な賭けになっているのです。これは確率的に100ドルかけるたびに52ドル負けることになります。
スプレット2、3の場合もスプレッド1ほどではありませんが、カジノ側が有利になっています。
そのため、スプレッド6以下ではコール。スプレッド7以上はレイズが基本になります。
あとはご自身の手持ち資金の状況を見極めながら判断してください。
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