キノチケット(keno ticket)の記入方法
キノで賭けるためにはキノチケットという特別な用紙に記入してカウンターに提出しなければいけません。
基本的は予想する数字に×をつけるのですが、その他補足事項を記入する必要があります。
また以下で複数のチケット名が出てきますが、それぞれ別々のチケットがあるわけではありません。1枚のチケットを使ってさまざまな賭けをすることができるのですが、その賭け方によってチケットの名前が分類されているだけです。
これから詳細を解説していきます。
記載項目の確認
チケットの上部や右端に記載欄があります。もし記載欄がない時は空白の部分に記載します。主に賭け金や賭けるゲーム、賭けの方法を記載します。番号を組み合わせて複数の賭け方をするときはそれをわかるようにします。キノチケットはカジノごとに若干体裁がことなりますが、代表的な項目を見ていきましょう。
Total Price
賭け金の総額です。キノは1日に何回も抽選されていますが、複数のゲームを1枚の紙で賭けることができます。
Price per game
1ゲームあたりの賭け金の金額です。
Number of games (no. of games)
賭けの数です。複数のゲームに賭ける場合はその数を記載します。
First Game /Last Game
複数のゲームに賭けるとき、ゲーム番号を記載します。ex 201から210番のゲームで連続して賭ける場合、First gameに201と記載し、Last gameに210と記載します。
Ways/Spots/price
キノは1枚のチケットで複数の賭け方をすることができるので、その賭けの数、賭けるスポット(番号)の数、賭けの方法あたりの賭け金の額を記載します。
通常、【賭けの数/賭けるスポット数】 という風に分子で表し、その下に1つの賭けごとに賭ける金額を記載します。
例えば2/4とは4つのスポットを一つにした賭けを2通りの仕方でそれぞれ賭けることを意味します。
ストレートチケット(Straight Ticket)
ストレートチケットはもっとも基本になるチケットの記載方法です。まずベットするスポット(番号)に×をマークします。選択するスポットの数はカジノによって違いますが、通常1~15です。オンラインカジノでは10のところが多いようです。
例)14,25,33,57,65,77の6つのスポット(番号)に1ドル賭ける。この6個の番号の中にある当たりの番号の数によって配当がきまる。
上記がストレートチケットの記載例です。特徴的な部分を青枠で囲っておきました。その他は他のチケットと同じです。
ストレートチケットでは「ways/spots/price」の欄に(上記では欄がないので余白に書く)、選択したスポットの数と賭ける金額を記入します。
その他の項目
・First Game/Last Game →両方に100と書いていますが、100番目のゲーム一回に賭けますということです。
・NO. OF GAME →賭けるゲームの数を記載します。上記では1ゲームのみに賭けるので1と記入しています。
・Total Price →賭けの総額を記載します。ここでは1ドルです。複数ゲームを賭けるときはその分も合計します。
・Price per Game →1ゲームあたりの賭けの金額を記載します。1ゲームの場合、Total Priceと一致します。
例2)101~103番のゲームについて、6つのスポット(番号)に1ドルづつ賭ける。
ここでは「FIRST GAME」を101、「LAST GAME」を103と記載します。連続で賭けるゲーム数は3ゲームですので、「NO. OF GAME」には3、1ゲームについて1ドル賭けるので「PRICE PER GAME」に1、3ゲーム合わせて賭けの総額は3ドルなので3と記載します。
スプリットチケット (Split Ticket)
スプリットチケットは2つ以上のストレートチケットを合わせた賭け方です。これは単に利便性のために行われる方法です。
チェックした数字を丸で囲むか、線を引いて賭けの領域を分けます。
例)①14,16,22,25,33,52の6つのスポットに1ドル、②19,29,38,57,65,77の6つのスポットに1ドル賭ける。2セットの賭けを1枚のチケットで行う。
まず選択するスポットにチェックを入れて、①グループと②グループがわかるように線を入れて区切ります。これは丸でグループを囲っても同じです。
①グループと②グループでストレートチケット2枚分の賭けをすることになります。
青で丸を囲った部分を見てください。2/6とありますが、分母の6は6つのスポットを選択したということ、分子の2は2通りの賭け方があるということを示します(賭けの数/選択したスポットの数)。その下に1つの賭けに対してどれだけかけるか書きます。
例では6つのスポットを選択した賭けを2通り行う。それぞれ1ドルづつ賭けるということを意味します。
1ドル+1ドル計2ドルを1ゲーム賭けることになりますので、「TOTAL PRICE」と「PRICE PER GAME」は2ドルになります。「PRICE PER GAME」は賭けごとの金額(1グループずつの金額)ではなく、1ゲーム全体の賭け金になります。
例では2グループ、同じ6つずつ選択していますが、異なる数を選択することもできます。その場合、1/6、1/5というように分けて記載します。
またスプリットチケットでは異なるグループに同じ番号を重複して使うことができませんので注意が必要です。
ウェイチケット (Way Ticket)
ウェイチケットは複数のグループを組み合わせて、さまざまな賭け方をする方法です。若干複雑になります。この賭け方には2つのメリットがあります。一つは1枚のチケットで複数の賭けをする利便性。もう一つはウェイチケットの場合、多くのカジノで最小ベット単位を引き下げることができるため資金を節約できるということです。
例1)それぞれ3スポット1グループを3つ作り、すべての組合せについて賭けた。
上記はウェイチケットの記入例です。3つのグループを作り、わかりやすいようにグループごとにA、B、Cとグループ名を振っておきました。
この3つのグループを組み合わせて、さまざまな賭けを作るのがウェイチケットです。これらのグループの組合せとしてAとB、BとC、AとC、AとBとC、という4つの組合せを考えることができます。
上記の例1ではこれらすべてに賭けていますが、すべて賭ける必要はありません(※1)。
まず最初の3つの組合せ(AとB、BとC、AとC)を考えましょう。3つのグループの内2つを組み合わせて3通りの賭けにします。
1つのグループはスポットが3つですので2つのグループを合わせると6スポットです。6スポットの賭けを3通りないますので記入方法は [3(賭けの数) / 6(スポット数)] になります。
4つ目のAとBとCという組合せですが、3つのグループのスポットを合計すると9になります。この組合せは1通りしかありませんから[ 1/9 ] となります。
それぞれの賭けに1ドルづつ賭けますので、分数の下に$1と記載。そして全部で4通りの賭けに1ドルづつ賭けますので一ゲームあたりの賭け金は4ドルになります。
※1ただし、ライター(キノの賭けの処理をする人)が分数をみてわかるようにする必要はあります。例1ではスポットが同じ3つのグループを設定しています。そのため3/6のどれか1つだけ賭けるという賭け方は1/6で区別がつかないためできません。次の例2では可能。
例1では同じスポット数のグループを作りましたが、数を変えても構いません。次の例2を見てみましょう。
例2)2個のスポット、3個のスポット、4個のスポットの3グループを作り、すべての組合せについて賭けた。
この例でも組合せはAとB、AとC、BとCの3通りとA、B、Cの1通りで合計4通りです。
()内はスポット(番号)数を表示します。
A(2つ)+B(3つ)=1/5
A(2つ)+C(4つ)=1/6
B(3つ)+C(4つ)=1/7
前の例1では2つのグループの組合せのスポット数は3つとも6個だったので統一できましたが、例2ではそれぞれスポット数が異なりますので、それぞれ分けて書きます。
最後に
A(2つ)+B(3つ)+C(4つ)=1/9
その他のチケット
これに加えて、それぞれのグループを一つの賭けに加えることもできる。その時は1/2(A)、1/3(B)、1/4(C)のいずれか又はすべてを加えてあげよう。このようなストレートチケットとウェイチケットを合体した賭けをコンビネーションチケット(Combination Ticket)と呼んでいる。
また一つの数字をグループにして、その組み合わせで賭ける方法をキングチケット(King Ticket)と呼ぶ。これはウェイチケットやコンビネーションチケットと方法は同じである。
その他カジノのキャンペーンで発行する特典付きのスペシャルチケット(Special Ticket)がある。
キノ(keno)入門目次
キノのルールと概要 |キノチケット(keno ticket)の記入方法(当ページ)| オンライン キノ入門
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。