RTP(ペイアウト率)と控除率~オンラインカジノの基礎知識~
RTPとはReturn to Playerの略で、オンラインカジノのゲームのペイアウト率や還元率と同義で使われます。要はプレーヤーにどれくらい還元するかを示した指標です。
このRTPを確認するにはゲームの説明欄にRTPを書いてある場合が多く、もし書いてない場合は各ゲームメーカーのサイトで確認できます。
ご自身がプレイするゲームのRTPはプレイ前にチェックする癖をつけましょう。
また控除率とはプレーヤーがどれくらい負けるかを示した指標になります。RTPを逆にした指標です。
控除率=1-RTP
となります。
RTPの意味
RTPとはReturn to Playerの略で、ベット額に対してどれくらい確率的にプレーヤーに戻ってくるか?というプレーヤーの勝率を示した指標です。つまりRTP99%の場合、$100ベットするごとにプレーヤーに$99還元されるということです。
つまりRTPが高ければ高いほどプレーヤーにとって有利な指標になります。もちろん有利といっても、当該ゲームとその他のゲームと比較しての話でカジノに対して確率的に有利なRTPが設定されることはありません。
控除率とは
控除率とはベット額に対してどれだけプレーヤーが負けるか?つまりカジノがどれくらい勝つのか示したカジノの勝率を表した指標になります。例えば控除率1%はプレーヤーが$100ベットすると$1負ける確率(カジノが$1儲ける)であることを意味します。この控除率は高ければ高いほどプレーヤーに不利になります。
カジノはすべてのゲームにこの控除率を設定することで利益をだします。つまりカジノはお客にとって不利な確率のゲームを用意してお客にベットさせることで利益を生み出すのです。
控除率と控除率の関係
RTPはプレーヤー側からゲームの確率を表したものですが、逆にカジノ側からゲームの確率を表したものを控除率と呼びます。
1-RTP=控除率 |
であらわされます。
つまりRTPを逆に読んだものが控除率。たとえばRTP97%だと控除率は1-97%=3%となるわけです。
RTPは必ず100%未満に設定される
カジノはプレーヤーに確率的な不利なゲームを用意してベットさせることで、期待値を生み出し利益を上げます。これは必ず控除率が設定され、RTPが100%未満になることを意味します。
これはカジノの収益構造の根幹なので、RTPが100%を超えることはありません。必ずカジノに有利になるようにゲームメーカーがゲームを作ってくるということです。
RTPを+にする行為には敏感なカジノ
一部のゲームにおいてプレーヤーはテクニックを駆使することでRTPをプラスに持っていくことができます。それはブラックジャックやバカラでのカウンティング。
出現されたカードの枚数を数えることで、ゲームの勝率を上げる行為です。
本来この行為はゲームのルールを破るものではないので、なんら問題ないのですが、RTPが+になるということはカジノの収益構造の根本を脅かすものなのでカジノは非常に嫌がります。
そしてカジノは、この行為を見つけるとプレーヤーのアカウント凍結という処分を下します。
またプレーヤーの中にはベットコントロールがうまく収支をコンスタントにプラスにできるプレーヤーが存在します。この場合、ゲームのRTPが+というわけではないのですが、先のカウンティングと同様に扱い、プレーヤーを排除することがあります。
全てのカジノは独断でプレーヤーのアカウントを凍結する権利について規約で定めていますので、カジノの決定に抗うすべはありません。
カジノは運で勝負をして、運で勝ち、運で負けるプレーヤーしか求めていないのです。
誤解されがちなこと
RTPにおいて誤解されがちなことですが、この指標は確率の話であり、実績値の話ではありません。つまりRTP99%のゲームを$100賭けると必ず$99になるかというとそうではありません。勝率がほぼ50%のゲームのバカラをプレイしてひたすら連敗が続くことはよくあることです。
あくまで確率の話。
RTP99%のゲームでひたすら負け続けた後にプレイするゲームのRTPは99%のままで変わりません。中にはこれを実績値の話だと勘違いしている方もいて、例えばRTP99%のゲームをプレイして実績値が80%の場合、この実績値を99%に戻すようにプログラムが組まれていると勘違いしている方がいますが、これは誤りです。
あくまで理論値の話で、ゲームでひたすら負け続けた後に行うゲームの勝率が上がるということはないのです。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。